2015年04月19日

閖上クラフトエイド

今日みはらしの丘でのイベントに参加したあと、色んなイベントのお知らせが置かれてあり、その中に閖上クラフトエイドの紙が。
閖上クラフトエイド
閖上クラフトエイド

裏面に日和山の桜物語が書いてありました。



この地区には「日和山」という大正時代に漁港の舟見のために築山された丘があり震災後は絶えず人が訪れ、犠牲になられた方々の冥福を祈り手を合わせる鎮魂の場所となっています。この場所には元々8本の桜(ソメイヨシノ)の木がありましたが震災時に津波をかぶり2本の木のみを残し姿を消してしました。
津波に耐えながら命を長らえた2本の桜の木。震災後は2012年、2013年と見事な花を咲かせてくれましたが、2014年は残念ながら全く花を咲かせることができずに、伐採されることが決定されました。
閖上クラフトエイド実行委員会は2014年に敢えなく伐採された2本の桜の木を引き取り、そこに新たな使命を吹き込むリメイクを施し、津波に耐えながらも2年に及び花を咲かせ続けた「諦めない心」の物語を広く告知し、復興へと導くひとつのツールとして震災の記憶の再認識と復興意識の啓蒙、啓発を促す役割を担うものとして発信してまいります。
(原文のまま)


伐採された2本の桜の木は札守や炭などに加工されたりし販売され、その収益金より新たな桜の木を購入し桜の木があった日和山に記念植樹を行う予定だそうです。
また、震災により地元の学舎から卒業として巣立つことが叶わない卒業生に対して、日和山の桜の樹皮を混合した和紙を作成し、贈る言葉を添えた「第2の卒業証書」として贈られたそうです。

今日ヴィオラとピアノの音色が奏でる「花は咲く」をきき、胸が熱くなりました。

改めて日々の「当たり前」は「支えられている」から成り立っているのだと思いました。

心に悲しみを抱えたまま毎日を「頑張って生きる」人たちに私たちはなにができるのかと考えさせられました。

このような活動を「知ること」から始まる復興活動もあると思います。

山形からもたくさんの作家さんたちが参加なさるようですし、ゆりあげ港朝市も開催するそうですので、お時間ある方はいかがですか?





Posted by ゆうゆうママ at 15:10│Comments(0)
 
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